お皿にもいのちがあるとしたら。。。
- 浜田靖彦

- 2020年1月8日
- 読了時間: 2分

馴染みのお店でカウンターに座っていたら、突然カチャーンって音が。。。
お店の人がつぶやいた。
「私、、、良く割っちゃうんですよね。」
ふと思った。。。お皿にもいのちがあるとしたら。。。
お皿は、割ってくれたことに感謝しているのかもしれない。
お皿は、割ってくれる時を待っているのではないか?

お皿も人と同じように、生まれ、生きて、死ぬ。
お皿はもともと土だった。
練られ、形作られ、乾燥された後に絵付けをされ、最後に窯で焼かれる。
商品として価値があるものだけが店に並べられ、
誰かに見初められる時を待つことができる。
ご縁が結ばれたら、、、
主人の愛情がこもった料理が盛られるようになる。
料理を盛り付けてもらうときが、お皿にとって一番幸せなときかもしれない。
でも、いつかは割られてしまう時が来る。
それが皿の一生。

もし、私がお皿だったらどう思うのだろうか。
土だった時は、静かな毎日だった。
風が吹けばどこへでも飛んでいけた。
雨が降ればいろんなところに流れて行けた。
とても自由だった。
お皿として生まれ変わり、美味しいお料理を盛り付けてもらえるようになった。
ああ、美味しい!って言ってもらったときが一番の幸せだ。
でも、いつも緊張している。いつ割れてしまうのか、わからないから。
割れてしまうまでは精いっぱい頑張るよ。
だけど、、、
そろそろ自由だった土に帰りたいなぁ。って思うこともある。
お皿の気持ちがわかる作陶家に会いたい。
どんなお皿を作るのだろう?




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