ネガティブコンプレックスを生きる力に変える
- 浜田靖彦

- 2020年1月22日
- 読了時間: 2分

私に、ネガティブコンプレックス、劣等感を生きる力に変える事が出来ることを教えてくださった方がいらっしゃいます。
京都の呉服卸小田章の元社長、小田憲さんです。
既に鬼籍に入られてしまいましたが、私にとってかけがえのない想い出を綴りたいと思います。
当時の小田章は「大脇一心辻が花」「ジュサブロー着物」という2つの人気ブランドを展開していて、小田社長ご自身は京都一の遊び人として「Brutus」に紹介されるほど粋な人物でした。
私が27歳の時、たしか秋口だったと思います。
この頃の私は、プールバーの店長兼ビリヤードのインストラクターとして働いていた会社を辞めて、新たな就職先を探していました。
そこへ京都の友人から「嫁のお父さんが東京に店を出すので面接を受けてみないか?」と声をかけてもらったのです。
小田社長のことでした。
友人からは、小田社長のお眼鏡にかなうのはまれなことだと聞かされていたので、それならばと開き直って、私生児として生まれた生い立ちから私の人生をお話ししました。
私の話を黙って聞いていた小田社長が、この後私に話してくださった言葉は、生涯忘れることのできない宝物になりました。
「君に決めた。ネガティブコンプレックスが大きい人間ほど大きく成長するんだ。頑張りなさい。」
仕事が決まったこともうれしかったのですが、
人生をまるごと認めてもらえたと思えたことに、大きな感動を憶えました。
そして小田社長ご自身も打ち明けてくださいました。
「私もネガティブコンプレックスの固まりのような人生だった。」と。
その後すぐにバブルがはじけ、その余波を受けて東京の店は閉店に追い込まれ、
小田社長に生涯を通して尽くすことはできませんでした。
私はその後、病院勤務、コンサルタント業を経て今に至りますが、小田社長の言葉を胸に、どんな職に就いても理想を高く掲げ、決して諦めず、自分を叱咤しながら突き進んで来ることができました。
いつか必ず私の成長した姿を小田社長に見せたい。
そう思っていましたが、残念ながらその思いは叶いませんでした。
だから、小田社長から受けたご恩は、歌に織り込んでうたっていきたいと思います。
歌のご恩送りです。
お客さんに生きる希望を感じていただけるような歌をうたって、
ご恩送りをしていきたいと思います。
そのためにも、まだまだ成長していきますよ!




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