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父と母の愛のメモリー



のど自慢大会の優勝曲「愛のメモリー」は、


父と母の愛を讃える気持ちで歌いました。


本当に奇跡的だったのですが、ステージの下で出番を待っていたとき、


この大切なことに気付いたのです。




前々回のブログでもお話ししましたが、


私の父と母は結婚をしていません。


だから私は、父の名前が名乗れない、いわゆる私生児として生まれました。


父と母がしたことは、決して許されるものではありません。


このことによって、周囲に対して大いに迷惑をかけたのですから。




こんな境遇に生まれてきた私でしたが、


父と母を恨んだことは一度もありませんでした。


愛情をたっぷり注いでくれた父と母のことが大好きでしたから。


むしろ生まれて来た自分を責めました。


私と同じ境遇に生まれて来た人は、きっと同じ気持ちなのではないかと思います。




あれから50年、父はすでに他界して、母も91歳になりました。


私も56歳になり、結婚して、娘も既に成人しています。


過去の父と母の関係が、どれだけ許されざるものだったとしても、


その結果として生まれてきた私の人生が、今は最高に幸せであるという現実があります。


だから、少なくとも私だけは、ふたりの罪を許してあげなければならない。


むしろ、感謝に値するのだと、ふたりの愛を讃えなければならない。


愛のメモリーの歌詞は、あの頃の父と母の幸せな姿を写していて、


ふたりを祝福したいと思う私の気持ちに応えてくれる歌詞でした。




  美しい人生よ 限りない喜びよ


  この胸のときめきを貴方に


  この世に大切なのは 愛し合うことだけと


  貴方は教えてくれる


       (愛のメモリー by 松崎しげる)




愛のメモリーに感謝!


歌の力は偉大ですね。心から許し合えた私たち親子は最高に幸せです。


「お父さん、天国でぼくの歌、聴いてくれてるかな?」




 
 
 

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